獲得率82%の単独猟初心者が使っているノウハウ⑨ “猟場-忍び猟の行動(1)”

単独猟始めて半年未満のビギナーが、犬なし・スコープなしスキート銃・猟友会ベスト帽子着用で、猪・鹿の単独猟に11回出猟し、9頭を回収しました。

猟果につながったポイントを振り返ると5点あります。今回は#3-スニーキング-行動です。

#1.自宅で、据銃や装填などの練習をしていました。
#2.射撃場で、スラグ撃ちの練習をしていました。
#3.猟場で、スニーキング/SLLS(Stop.Look.Listen.Smell)を意識して実践しました。
#4.実践で気付いたちょっとしたことを積み重ねました。
#5.経験者のアドバイスを実践していました。
……………………………….

初めにキーワードです。
スニーキングの相乗効果

この記事ではスニーキングの行動について書きます。

射撃練習や猟の装備を揃えるには資金が必要です。
獲物に気付かれないように行動するのは無料です。

単独猟はあくまで「猟」ですから、獲ることが最終目標と考えますが、鹿を見かけただけでも楽しいし、猪に近寄るだけでも興奮するのは事実です。
お金がかからないスキルアップから始めてみるのもいいかもしれません。

1.歩き方(足裏で踏む場所)
前回の記事に書いたとおり、枯葉や枝を踏んでガサガサ、バキバキと音を立ててしまっては気付かれます。
できるだけ土が見えている地面を踏むようにしますが、そうできないときは爪先→土踏まず→踵と分けて、ゆっくりと体重を乗せて踏みしめるように着地することで音が響かないようになります。
スパイク長靴やブーツも持っていますが、わたしは音が出てしまいます。靴との相性も大切ですね。

2.歩き方(スピード・停止)、目配り
私の目安を書きます。諸説あるので皆さんのベストを探してください。

①獲物を探している段階
・息が上がらないスピードを維持する
構えたときに鉄砲がぶれないようにするためでもあります。

・歩くテンポを散らす(ざっざっざっと一定のテンポを保って歩かない)

・獲りたい場所では5歩でSTOP、狙う気がない場所では15歩でSTOP
行きたいルートもあるでしょう。リアルに3歩で停止、3歩で停止、3歩で停止…ですと新しいエリアを開拓できません。
獲りたい気持ちとバレても仕方ないという割り切りで歩数を決めるといいと思います。
ただし調子にのってズンズン歩くとガンガン見つかってしまうのでご注意ください。

少し脱線しますが、獲物を居場所を特定できないまま静かに歩いていたら、2~3mの距離まで近づいていてお互いにビックリすることもあります。
(自分が経験するまでは、誇張された話と思ってましたが本当に起きます)


②獲物を見つけて近寄る段階
・息を殺して呼吸にまったく影響しない牛歩を維持する

・一歩一歩、一呼吸STOPして足音を殺す + 足元ばかり見ず獲物や周囲を見る
足音を殺すために足元ばかり注目して移動していると、獲物から見える位置まで動いてしまったり、物陰にいて気付けなかった獲物から先に気付かれるきっかけになります。
次の一歩は足裏をあそこに置こう、と決めたら地面から目を離して獲物と周囲に視線を向けて移動しています。
最後まで地面を見続けて進む一歩と音は変わりません。試してみてください。

・枝を踏んで音が出たら全身を停止。ゆっくりと獲物に注目する。
野生生物は耳がいい、これは間違いありませんが自然界で発生する物音全てに警戒しているわけではありません。他の動物や鳥が立てる音や、枯れた枝・木の実が落ちる音などで山は騒々しいので、意外とスルーされることは多いです。
コチラを見ていたら、棒立ちかゆっくり構える作戦を選んでいます。
わたしは失中が嫌いなので走る獲物を撃ちません。走る獲物を撃つスタイルの人は見られたときに素早く構えて撃つ、でしょうか。


Stop.Look.Listen.SmellのStopと、スニーキングのStop、足を止めるという行動は同じですが目的が違いますが、結果的に、SLLSのStopのおかげで獲物からバレず、スニーキングのStopのおかげでLLSが十分にできるのはOKです。

これが相乗効果の一つ目です。

—–記事を分割します。”スニーキング-行動②”に続きます—-

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#記事タイトル概要
1実績単独猟初心者の初回~11回目の実績
2“自宅”初心者ほど自宅の練習で効果が出る
3“射撃場”腕を上げるだけじゃない。力量を知ると猟果につながる
4“猟場-Look”最も使う五感は視覚。効果的な視界の使い方
5“猟場-Listen”耳で獲物を探す。電子イヤマフは武器である
6“猟場-Smell”臭覚が役立つピンポイント
7“猟場-Stop”獲物を探すときになぜ立ち止まるのか
8“忍び猟の猟装”高価な猟服じゃなくてもいい
9“忍び猟の行動(1)”歩き方と目配り
10“忍び猟の行動(2)”地形、遮蔽物の利用、獲物との距離
11“小さな気付き(1)”立ち止まるときの姿勢、休憩する場所と鉄砲の置き場所
12“小さな気付き(2)”自分が得意なスタイルを探す。立射は安定しない?
13助言を試す(1)見下す位置、怪しいカタチ、自然にない音を持ち込まない
14助言を試す(2)”自然にない臭いを持ち込まない、風向き
15まとめ持たざる者が猟果を出すためのポイント
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