獲得率82%の単独猟初心者が使っているノウハウ⑩ “猟場-忍び猟の行動(2)”

—-「スニーキング-行動①」の続きです—-

3.移動する場所(地形)
できる限り、見下ろされる場所を歩かないことです。
山の中腹を見上げて探す場合と、見下ろして探す場合を比べると実感すると思いますが、見下ろす方が獲物を見つけやすいです。

きっと獲物も見下ろす方がハンターを見つけやすいでしょう。
もちろん地形や葉っぱの茂り方に左右されるので一概には言えませんが、数か所で試してみてください。


4.遮蔽物の利用
獲物の視線をカットする遮蔽物のメインは立ち木です。
同じくらい重要なのは、尾根筋から覗くときの地面の凸です。
その次に大岩や小丘で自然にできている壁です。

獲物を見つけていれば、こういった身を隠せるものを必ず利用します。

しかし獲物を探している段階ではほんの少し意識しているだけです。
前述の「歩くスピード」と同じ理由ですが、見つけてもいない獲物から体を隠すことに注力すると行きたいエリアまで移動できなくなります。

時には100㎡以上の開けているスペースを堂々と(でも静かに)横切ります。
先に見つかって逃げられることはありますが、遠目にバレてしまえばあまり警戒されないのか、鳴かれた経験はほとんどありません。

5.獲物との距離
獲物にバレないように距離を詰める、スニーキングの醍醐味ですね。

一般的には、近いほど弾をあてやすいでしょう。
わたし的には、グルーピングがイマイチなスキート銃では近づかないと外す可能性が高いし、リブと照星で狙うにはづかないとどこに着弾するか見えない問題もありました。

自信をもって撃てる距離、近寄れるギリギリの距離。
わたしにとっては30m前後と判断しました。

射撃場で自分のグルーピングが分かっているので、30m以上近づけそうな場合にも近づきません。
それ以上近づいても気づかれる可能性が高くなるだけです。メリットがありません。

これが射撃練習とスニーキングの相乗効果、二つ目です。
射撃練習は単に射撃精度があがるのではない、ということですね。

ちなみに、逆に50mあってそれ以上近づけないなら諦めます。安定した足場があって胴体のド真ん中を狙えた場面で撃った経験はありますが、どれも二の矢で仕留めています。振り返ると運任せの要素が強くて、今のわたしは好まないスタイルです。


以上、5点わたしが意識しているスニーキングの行動でした。

「この動きはどうしてる?」と気になる方はお気軽にお問合せください。

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#記事タイトル概要
1実績単独猟初心者の初回~11回目の実績
2“自宅”初心者ほど自宅の練習で効果が出る
3“射撃場”腕を上げるだけじゃない。力量を知ると猟果につながる
4“猟場-Look”最も使う五感は視覚。効果的な視界の使い方
5“猟場-Listen”耳で獲物を探す。電子イヤマフは武器である
6“猟場-Smell”臭覚が役立つピンポイント
7“猟場-Stop”獲物を探すときになぜ立ち止まるのか
8“忍び猟の猟装”高価な猟服じゃなくてもいい
9“忍び猟の行動(1)”歩き方と目配り
10“忍び猟の行動(2)”地形、遮蔽物の利用、獲物との距離
11“小さな気付き(1)”立ち止まるときの姿勢、休憩する場所と鉄砲の置き場所
12“小さな気付き(2)”自分が得意なスタイルを探す。立射は安定しない?
13助言を試す(1)見下す位置、怪しいカタチ、自然にない音を持ち込まない
14助言を試す(2)”自然にない臭いを持ち込まない、風向き
15まとめ持たざる者が猟果を出すためのポイント
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