ゼロイン失敗した理由は大きく3つです。
1.スコープ・チークパッド・リコイルパッドのセッティングがデタラメでした。
2.委託射撃のやり方がいい加減でした。
3.弾の相性を考慮していませんでした。
一つずつ振り返ります。
1.スコープ・チークパッド・リコイルパッドのセッティングがデタラメでした。
鉄砲にスコープを載せたら構える時に頬付けや肩付けを調整すればいいや、と思っていました。スキート銃は入手した時のまま使って大物獲れてたので鉄砲はそういうもんだろうと。
スコープ選びの記事を読み返してみると、アイリリーフの大切さやケラレないようにスコープをのぞくことの重要性が何度も登場します。
直感で場所を決めて載せていたスコープのネジを緩め、鉄砲を構えたまま前後に動かしてみるとムリな姿勢が要らない位置がちゃんとありました。
6倍が最高倍率でアイリリーフが最も短いので、6倍でチークパッドの最も銃口寄りの部分で構えてちょうどよい場所に仮置きしました。
なぜ仮置きかというと、頬付けの高さ、リコイルパッドの長さが影響するとすぐに気付いたからです。
チークパッドを一つずつ試していくと、最も高さがあるタイプに、頬肉を挟まず頬骨に皮一枚であてるやり方がわたしは安定するようです。
リコイルパッドも鉄砲を引き寄せて最もしっくり構えられる長さに変えました。
チークパッドが高いものは頬を乗せる場所が短いので、6倍のアイリリーフに合わせるためにスコープを少しストック側へずらし6倍の位置を決めました。
次に猟場でよく使うと言われる3倍、4倍でチークパッドの上に頬付けできるか試します。最後に1倍まで確認して、スコープの位置、チークパッドの高さ、リコイルパッドの長さを決定しました。
不器用というか要領が悪いというか、たったこれだけのことに1時間以上かかりました。
しかし、同じ鉄砲とは思えないほど構えやすく、スコープをのぞいた時にすぐに見えるようになりました。
基本のキの100歩手前みたいな話なので「お前は一体何を言ってるの?」とツッコミ入りそうですが事実なので仕方ありません。
2.委託射撃のやり方がいい加減でした。
この調子で委託射撃のいい加減さもいきます。
わたしの行った射撃場はテーブルとイスがあって、土嚢を二回り小さくしたサイズの砂袋がたくさん置いてあります。
前回は砂袋をホイホイ、ホイホイと前後に並べて、2つずつ積み上げて鉄砲を置いて撃ったわけですね。
スコープをのぞいてレチクルのクロス部分が的のセンターから離れていたので、一発撃つたびに鉄砲の位置や姿勢を調整してクロスがセンターに合うようにしていました。
クロスの移動距離は感覚ですが2cmくらいでしょうか。
今回は砂袋を3つ積んで鉄砲を置いて的を見てみます。鉄砲や姿勢を変えないと的のセンターにレチクルあわないことを確認して、容量の少ない砂袋を1つずつ挟みます。
ストック側は良い感じの高さですが、バレル側の高さが微妙に足りません。
回りを見渡すと3辺が10cmの木が転がっています。細い柱を切ったようなものです。
バレル側の砂袋を3つずらして木を置いて、静かに砂袋を積み上げます。
鉄砲を置くと少しセンターより上になりました。
鉄砲を上からグリグリと押さえ込み、砂袋に押し込んでピッタリ合うようにしました。
この状態で構えると「頬付け」「肩付け」「トリガーを絞る」の3点だけ意識すればよくて、呼吸によるブレもほとんど伝わりません。
トリガーガードとグリップが砂袋に少し埋もれているので、握りにくいですが、指の背中をグリップと砂袋で押し潰すように握りこむと、砂袋と手とグリップが一体になります(という錯覚になります笑)。
3.弾の相性を考慮していませんでした。
前回はREDBIRDのFieldスラグ1種類でした。
鉄砲と弾の相性が悪くても、他の弾がないので比較のしようがありませんでした。
今回はレミントン、REDBIRDのコンピティション、Dupoノーマル、Dupoマグナムの4種類を追加しました。
できるだけ同じ姿勢で撃ち比べて相性の良さを検証します。
今、思いつく限りの対策をとりました。
これがどのような結果になるか次回の記事で。
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