—-(その2)の続きです—-
さらに初心者として疑問がありました。
同じグレードのラインナップの中で、最大倍率が異なるスコープを比較する話です。
例えば、StrikeEagleのラインナップで1-6と1-8を比較すると、単純に最大倍率が違うだけなのでしょうか。倍率の違いが価格の違いであれば分かりやすいのですが。
前回の記事でもアドバイスくれた知識・経験が豊富なkoさんのコメントです。
そもそもの誤解を指摘してくれています。
そしてもうお一人、非常に詳しい方からのアドバイスの要旨を記載します。
(鍵アカウントの方です。お名前は伏せてダイレクトの引用は控えます)
1.単純比較できない。1-8は高級ライン、1-4は普及ラインのメーカーもある。
2.同じラインナップで倍率だけの違いなら、一般論として1-4が軽い。
ズーム域の両端は画質が落ちるので1-8の4倍の方が画質が良い、と言える。
※光学機器の一般論として各倍率の画質を均質化するため、中間倍率を最高に、両端をいかに「落とさないか」という設計になると思う。
ただ、ズームは両端しか使われないのでそこを優先するカメラメーカーもある。
ところで、銃砲店オヤジさんのお客さんは鳥撃ちでスコープ使う人ばかり。
大物に忍び寄って撃つ話になると、楽しく話をはぐらかされていました笑
その話題をツイートしたところ、経験豊富な皆さんが優しく教えてくださいます。
Seichanさんはローストベニスンと玉ねぎをこよなく愛するベテランハンターさんです(わたしもローストが好きです)。
ライフルで400mでも50m以内でも決める凄腕の持ち主なのですが、わたしの的外れな質問にも丁寧に説明してくださっています。
そんな凄腕ハンターのアドバイスは20mの近距離に8倍でも問題ない、です。
低倍率がベターだけど高倍率で獲れないわけではない、と。
「最大倍率が高いスコープを買っても使えない」心配はしなくてよさそうです。
(スコープ選びのトピックから脇道にそれますが、後日、自宅での据銃練習を重視するようになったのはSeichanさんとのこのやりとりが大きいと思います。「構えたら自然とスコープが入る」まで猟に出ないと決めました)
ガン斉藤さんはコンスタントに猪・鹿を獲るだけでなく銃の周辺知識にお詳しい方です。移動中は低倍率、距離があれば倍率を上げる運用を紹介してくださいました。
やはり1倍から始まるスコープがよさそうです。
東京スコープの存在はこの時初めて知りました。価格・性能のバランスがとれた良品のようですが、実際に大物を獲っている事実が裏打ちしています。
(スコープの話とあまり関係ないですが3gunマッチという競技(ゲーム?)も教えて頂きました。狩猟以外に銃器の興味なかったのですが面白くて少し世界が広がりました)
猟犬を従えた巻狩りのスペシャリスト・単独猟もきっちりゲットされるオールラウンダー 勢子izmさんからはスナップショットについて教えて頂きました。
ですが、走りだした至近距離の鹿をスキート銃で外して以来、外すのがイヤで動いている獲物を撃っていません。近距離で鉢合わせするとじわっとゆっくり構える方法ばかりでした。
頂いたアドバイスは積極的に試して自分のスタイルに合うか確認するのが大切ですね。
最後はAceさん。
「可変スコープを買って1倍を使え。持ってなくてもOK、ナイフ使えw」ってムチャいいますね笑
記事三回分のアドバイスを頂き、情報収集をして、ようやく猟場でのスコープの使い方、使いづらいシチュエーションがイメージできるようになってきました。
次は同じラインナップの最大倍率が違うスコープをのぞいて、見え方とお財布の相談ができればよいのですが、近所にはお店もなければ知人もいません。
できるだけ条件が合うスコープの中から、ネットか雑誌でインスピレーション頼りに選びます。
いい方法とは思えませんが鉄砲もそうやって選んでいます。巡り合わせに賭けます。
以下の3点を整理して選びます。
①1倍から始まり最大6倍以上のもの
きっと4倍をメインに使うだろう。倍率の両端は画質落ちる可能性があるので最大4倍は避けたい。あと一本目だから4倍より高い倍率も使ってみたい。
②Vortex、Vector、Vixen、March、Leupold、東京スコープ、Bushnell(Swarvski)
他にも色々ありましたが、初心者としてはお腹いっぱい。
③予算10万円
…。
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